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株式会社アストコ > ブログ > ストレスコントロールの仕方 ~精神障害のある方がストレスと共に生きるには~
2017年04月15日

ストレスコントロールの仕方 ~精神障害のある方がストレスと共に生きるには~

1.メンタルヘルスの重要性

昨今、様々なストレスにより、私たちは『こころ』の健康を損ね、精神的な心の病を発症する方が増えています。『こころの健康管理』と捉え、心の健康を管理するスキルを身に付け、病気にならない心づくりに重点を置きます。

 

“メンタルケア”力を身に付けた状態では、ストレス環境でもうまく適応ができるようになります。

どんな病気でも病気になってからでは回復するまでに時間がかかってしまいます。だからこそ日頃のケアが大切になってきます。

どのようなケアをすればよいのでしょうか?ストレスについて少し学んでみましょう。

 

2.ストレスの原因とは?

ストレス反応というものがあります。これは大きく分けて3つに分類されます。

1)心理面での反応
2)行動面での低下
3)身体面の反応

 

心理面での反応の一例としてはイライラ、不安、恐怖、落ち込み、緊張、怒り、罪悪感、感情鈍麻、孤独感、疎外感、無気力、集中困難、思考力低下、判断力の低下…が挙げられます。

行動面の低下では心理面での反応として行動面の変化として現れます。怒りの爆発や、けんか等の攻撃的行動、過激行動、泣く、引きこもり、拒食や過食などが挙げられます。

身体面での反応では、動悸や息切れ、異常な発熱、頭痛、腹痛、疲労感、食欲減退、嘔吐、下痢、のぼせ、しびれなどが挙げられます。

 

耐性には個人差があり、ストレス反応も様々です。同じ状況、同じ条件だからといって同じ症状がでるわけではありません。

私たちの一生の人生は“イベント”として捉えるのならば“ストレスフルなライフイベント”といってもよいと思います。ストレスのない社会というのは存在しませんから、うまくこの“ライフイベント”に適応しなければなりません。

そして、なるべくならあまりストレスを感じずに生活をしたいです。

 

3.ストレスってそもそも何?

「ストレスなんて感じない」という人もいるかもしれません。

ストレス反応は様々で上記に挙げた通り、人によって表出も多様です。ですが怒りや悲しみを感じた事のない人はいないと思います。この、怒りや悲しみも実は『ストレス』に該当します。

私たちは優秀なので、怒りや悲しみの感情をない事にしてコントロールしてしまうことが多くあります。そしてそれこそが『ストレス』と呼ばれるものなのです。

 

4.ストレスへのアプローチ

まずは、自分に感情があることを意識します。怒りや悲しみを出すことを私たちは無意識のうちに禁止しています。出すことは決して悪い事ではありません。

「Aさんが嫌い!」= OK! 「~さんが~だから悲しい!」= OK!

「~を恨みたい!」= OK! 「あいつもこいつもみんな嫌い」= OK!

一旦自分の気持ちを許すようになると、それに対処できるようになります。

怒りは一番分かりやすい感情です。その端っこを捕まえましょう。その次にあるのは“悲しい”とか“さみしい”になります。

自分がどういう気持ちで今、どういう気分で、何に心が揺れていて、嬉しいのか悲しいのか、怒っているのか、寂しいのか、眠れないのは何故だろうか、何が好きで、何が嫌いで、何がしたくないのか、しっかりと整理して考えましょう。すると…どうするべき、こうするべき、こうしちゃいけない、ああしちゃいけない、ここはこうした方が無難だ、世間一般ではそうだ、人がそう言っているからそうなんだ、心が揺れてきます。それを全部否定してみましょう。見ない、考えない、振りむかない、取り上げない、気が付かない、

 

私たちはいつの間にか敏感になりすぎているのかもしれません。『どうにかなる』

『どうにでもなれ』今を精一杯、野生動物のように一瞬を生きる。

そして、疲れを感じたらじっと、体を休めましょう。眠れるだけ眠ってそしてまた、毎日を過ごす。鈍感に、単純に考える。

それこそがストレスと共に生きることなのかもしれません。